セラピストや整体師で、お客さんに施術をした後「なんだか疲れる」という体験がある人は多いのではないでしょうか。
もし、施術した後に、どっと疲れる、偏頭痛がするなどの体調不良を感じることが度々あるのであれば、お客さんから‟もらっちゃう”という現象が起きている可能性があります。
“もらっちゃう”は、セラピストや整体師だけでなく、体や心の不調を改善する仕事全般、起きやすい現象です。
今回は、そんな「もらっちゃう」について徹底解説します。
セラピスト・整体師あるある‟もらっちゃう”とは?
もらっちゃうとは、言葉の通り、誰かから何かを望んでもいないのにもらってしまうこと。
人に接した後に、相手の感情や負のエネルギーの影響を受け、心も身体も優れない状態になることを俗に“もらっちゃう”と言います。
セラピストや整体師は、心身に不調がある人をお客さんとしているため、そのほかの仕事に就いている人よりも、もらっちゃう確立が高いんですね。
なぜ、もらっちゃうが起きるのか
もらっちゃうが起きる原因が、セラピストや整体師本人にある場合と、お客さんにある場合の2パターンあります。
セラピストや整体師本人に原因がある場合
施術者側に原因がある場合、2タイプあります。
・他人とのつながり方に力が入っているために、相手のエネルギーに敏感である
他人と関係を持つときに、非常に相手のことを気にして、自然体でいられない人などがこれに該当します。
なぜなら、相手のことを気にするあまり、相手に対して無意識にアンテナを張り巡らせてしまうからです。すると、拾わなくてもよい負のエネルギーを一緒に拾ってしまいやすいんです。
・霊感が強く、他人のエネルギーを受け取りやすい
見えないものが見える等の自覚がなくても、霊感が強い、負のエネルギーに敏感な人というのがいます。そのような人は、お客さんが嫌なエネルギーを持ってきたとき、そのエネルギーをもらってしまうということが起きてしまいます。
お客さんに原因がある場合
お客さんが、俗に言うエネルギーバンパイアの場合、セラピストや整体師自身に原因がなくても、もらっちゃうのと同じ現象が起きます。
エネルギーバンパイアは、いつも自分がくっつける相手を探しています。そして、くっつける相手からエネルギーを吸い取ることで、生きているんです。
お客さんがエネルギーバンパイアの場合、エネルギーを吸い取られると同時に、負のエネルギーもくっつけられるということが起きています。
この場合は、施術者側にもらっちゃう原因がなくても、もらっちゃう現象が起きるのが特徴です。
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もらっちゃって疲れる人の特徴
お客さんがエネルギーバンパイアである場合を除くと、お客さんからの影響をまったく受けないセラピストや整体師もいます。
お客さんから負のエネルギーをもらっちゃいやすい人は、他人のエネルギーに敏感で、相手に寄り添うタイプの人。そのような人たちには、以下のような特徴があります。
・人と接するときに緊張する
・相手に貢献する
・共感力が高い
・感受性が強い
・相手に合わせてしまいがち
・ネガティブな感情にばかり意識が向きやすい
・エンパスである
その他、例外として相手に寄り添うタイプではないけれど、
・霊感が強い
場合があります。
特にエンパスの場合は、エンパスではない人に比べて、もらっちゃったときのダメージがとても大きいのが特徴です。
関連記事:感受性・共感力が強すぎて辛い。そんなあなたは、HSPやエンパスかも?
施術すると疲れるお客さんのタイプとは
もらっちゃいやすいタイプの人が、お客さん全員に対して施術すると疲れるわけではありません。
特に、以下のようなタイプのお客さんに対しては、用心するといいかもしれません。
・顔色が非常に悪く、姿勢が悪い人
・雰囲気が暗い人
・メンタルが辛そうな人
・相手に寄りかかるタイプの人
・悲しさや寂しさを抱えている人
セラピストや整体師が疲れない施術をするためには
頻繁にもらっちゃう現象が起きて、施術のたびに疲れるようでは、心にも体にも負担ですよね。
セラピストや整体師の仕事を続けていくうえで、できるだけ「もらって疲れる」を避けるためには、対策が必要です。
もらっちゃって疲れる人の特徴での述べた通り、もらっちゃう人は相手の気持ちに寄り添うタイプの人。
まずは、自分が相手の気持ちに共感し、解決してあげたいという流れで施術していることを自覚すること。そして、解決するのはお客様本人で、自分はあくまでサポート役であるということを、しっかりと認識することが大切です。
自覚ができたら、次に、お客さんに対して共感から寄り添うのではなく、お客さんの心身の状態を冷静に観察し、そのうえで後押しする言葉や行動を目指します。
施術やセラピーなどでは、共感を勧められることが多いと思います。しかし、これは共感力の弱い男性などには良いアドバイスでも、生れた時から共感力が強い女性、特に相手の感情やエネルギーに敏感なエンパスの女性が実践すると、もらっちゃう現象から、かなり過酷な状況を作り出すのでおすすめしません。
また、施術やカウンセリングのときに共感を行うと、お客さんが施術者やセラピストに依存しやすい状況を作ってしまいます。それは、双方にとって、負担となる関係性を築くベースとなりがちです。
キャリアの長い施術者は、サバサバして明るい人が多いと思いませんか? 経験から、お客さんに共感し寄り添うよりも、気持ちや感覚を受け止め、サポートする姿勢の方が、お客さんと良い関係を築くことができると、自然に学習しているのではないかと思います。
なお、霊感が強い人の対処法は、施術後にぐったりくるお客さんのタイプを思い出して共通項を探るところから始めます。
顔色、空気感、体調の特徴、性格、他人との親密度などから共通項を見つけると探しやすいかもしれません。
もらっちゃうタイプのお客さんを把握できたなら、事前にもらっちゃうのを防ぐ努力ができます。
嫌なエネルギーを寄せ付けないための対処法
・背筋を伸ばし、良い姿勢を保つ
・嫌なエネルギーをもらわないという強い気持ちでいる
・嫌な雰囲気を感じたら、「あっちいけ!」と心の中できつくいい、強い態度で跳ねのける
もらっちゃうには、いくつかの原因がありますが、セラピストや整体師の人たちは、自分に当てはまるもらっちゃう現象を理解して、早めに対処をすることがおすすめです。
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