職場のいじめにストレスを感じやすい人
正義感の強い人
―特徴
物事の正解をイエスかノーの2者択一で判断し、曖昧なこと、グレーゾーンを嫌う傾向にあります。正義感の強さから、正しくないことに対してイライラしやすく、主義主張が強いのも特徴です。公正さを判断基準とすることに徹底していて、感情よりも公正さを優先に行動します。
―いじめがストレスになる理由
いじめてきた相手に対して言い返すことなどできず、泣き寝入りする人が多いでしょうが、正義感が強い人は、いじめてきた相手に立ち向かっていくのが特徴です。いじめてきた相手に対応するのにエネルギーを消耗するため、ストレスを感じます。
また、このタイプの人は、自分に対する嫌がらせだけでなく、職場でおきているいじめ全般にストレスを感じます。正義感の強さから、見て見ぬふりをしたとしても、仲裁しようと動くいたとしてもエネルギーを消耗してしまうからです。
―ストレスの対処法
自分の感情を置き去りにして、正しいか正しくないかの善悪がいつも判断の基準となっています。そのため、いじめや嫌がらせを受けた時に、「嫌がらせされて悲しかった」といった感情が置き去りになり、いじめをしてきた相手に対して臨戦態勢を取ってしまいます。
そのため、まずは自分の感情を確認し、自分の感情を受け止めることを意識的に行ってみてください。
瞬時に善悪での判断から臨戦態勢を取らずに、感情を整理したのちに、次に取るべき行動を考えること。
そのようにして、戦いを回避する選択を自分の中に作ることが肝心です。
職場で起きた自分以外の人に対するいじめについては、自分がそのいじめに関して責任を取らなければならないと考えがち。そのため「本当に自分が責任を取らなければならないのか」責任の範囲をしっかりと認識することが大切です。そして、いじめが起きていない健全な人たちの人間関係に着目するのがおすすめです。
気遣いができ、仕事ができる人
―特徴
コミュニケーションスキルが高く、職場で仲良しな人がたくさんいます。相手の感情をできる限り汲もうと頑張る傾向にあります。いじめなどのトラブルが起きた場合、自分が当事者でなくても事態に巻き込まれやす、気がつくと問題の中枢にいる場合があります。
―いじめがストレスになる理由
いじめてくる側の人間は、一般常識が通じない、自分のコミュニケーションスキルが通用しない相手となるため、ストレスを感じます。
職場全体を見渡しているため、周囲の人の中でも早めにトラブルの種を発見することがよくあります。責任感が強いので、職場で起きているいじめ問題をなんとか自分が解決しようと奔走するため、職場でいじめが起きるとストレスとなります。
―ストレスの対処法
職場でトラブルになりやすい人物像を把握することが大切です。
1.過去に職場でトラブった人物像を書き出します。
2.人物像に共通項がないか探します。
このタイプの人は、嫉妬や防衛本能が強い女性に攻撃されやすいので注意が必要です。もし、嫉妬してくる人や、防衛本能の強い女性が職場にいた場合は、距離を置く努力をしましょう。
また、依存的で世話が焼けるタイプから頼られる傾向にあるため、世話が焼けるタイプにいは、「何もしてあげない」ことが肝心です。
自信がない人
―特徴
仕事に対して消極的で「自分がこの仕事をやっていいのか?」「ちゃんとやれるのだろうか?」と仕事そのものを受け入れる覚悟を決められないのが特徴です。
―いじめがストレスになる理由
自信のない態度から、モラハラ男性や気の強い女性に目をつけられやすく、日常的ないじめや嫌がらせに発展しがち。気が弱いため、いじめる側に強気で来られると、恐怖心を感じてしまいます。そのため、痛い目に遭わないよう逃げまどったり、いじめられないように心にもないことを口にするようになります。そうした状況全般にストレスを感じます。
―ストレスの対処法
自信のなさを態度に表さない努力が必要です。まずは、堂々としている人の真似をするところからやってみるのがおすすめ。慌てず、自分のペースを保つことを意識してみることが肝心です。
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