前世でのツインソウルとの関係は?~夫婦だった二人~

     

 

前世でも夫婦だったツインソウル

魂の成長のために離れ離れになった、自分のもう半分。魂の片割れであるツインソウルは、前世での関係においても深い繋がりを持っています。

遠い昔、ツインソウルと魂が分かれた後、私たちは別々の肉体を持ち、それぞれの人生を送り始めます。幾度もの転生を繰り返すなかで、あなたとツインソウルの魂が、同じ時代に交差し、再び巡り会うことがあります。お互いに必要な宿題と役割を持って。

ツインソウルとの時代を超えた再会は、たった一度きりではなく、何度も何度も、出会っては別れを繰り返し、お互いに魂の成長の旅を続けているのです。全ての宿題を終え、また一つになる時が来るまで。

ツインソウルとの前世での関係は、今世と同じ男女の性を持つ場合もあれば、男性女性が逆であったり、同性同士である場合もあります。しかし、いずれの場合も、二つの魂には、男性性と女性性の役割がそれぞれに与えられているようです。そして、男性性・女性性をそれぞれが持つことから、多くの場合は一度出会ってしまったら、愛し合うようになるのではないか、と考えています。

ツインソウル体験者であるコトノオのツインソウルとの前世での関係は、今世と男女が逆転していたり、男性同士の場合もありましたが、いずれも恋愛に発展しています。

今世の前に、彼女がツインソウルとともに過ごした前世を振り返ります。

ツインソウルと共に過ごした前世の思い出

それは、コトノオにとっては、一つ前の前世での出来事。

時はおそらく明治時代、日本のどこかの小さな町で暮らしている、赤い着物を着た女の子。その少女が、コトノオの前世の姿です。

少女は、祖母と二人きりで暮らしていました。母親は厳格な祖母に反発し、生まれたばかりの彼女を置いて家を出て行ってしまい、それきり戻ることがありませんでした。

いつも眉間にしわを寄せ、険しい表情の祖母。その眉間のしわに刻まれた悔恨が、彼女の小さな胸に重苦しくのしかかります。そんな祖母の後姿を眺めながら、着物の裾を小さな手できゅっと握りしめ、悲しみに一人耐えるしかありませんでした。父親の顔も、母親の顔も知らない少女は、家の中に自分を守ってくれる者がいなかったからです。

しかし、そんな彼女が、唯一心を開き、穏やかな気持ちになれる相手がいました。それは、近所に住む、一つか二つ年上の幼馴染の少年。

彼女は、家の中にいるのが嫌いで、幼馴染の少年に会うために、祖母の目を盗んでは、外に出かけて行きました。身体をキュッと緊張させて、物音を立てずに玄関を出ると、ほーっと大きな息を一つ吐いて、家の裏にある黒い壁の蔵にまっすぐに駆けていきました。そこでいつも、幼馴染の少年が待っていてくれたから。

この少年こそが、コトノオのツインソウルである現在の夫の前世の姿です。

寂しさを埋めてくれる存在

蔵の前で、いつものように待っていてくれる少年の姿を見ると、心の緊張がゆるみ、自然と笑みがこぼれました。そんな彼女の姿を見つけると、彼もまた小さく笑顔を返します。

そして、言葉を交わすこともなく、少年は少女の手を取ると、蔵の下に流れる小川へと歩いていきました。しばらくの間、柔らかな草の生い茂る川沿いを手を繋いで散歩する。それが、いつもの二人の時間の過ごし方でした。

小川のせせらぎや小鳥の鳴き声、時おり吹く風にさらさらとゆれる草の音に耳を傾けながら、特に何かを話すわけでもなく、隣にお互いの存在を感じることで心を寄せ合い、ただ歩く。

彼と一緒にいないときでさえも、いつも彼と繋がっているように感じ、彼の存在が少女の胸の中の寂しさを埋めてくれるのでした。

突然の別離の危機

少女が16歳になったある日、祖母から、隣町に住む顔も知らない男性との結婚が知らされました。年老いた祖母が、彼女を早く一人前にしなければと危惧し、この男性の元への嫁入りを決めてきてしまったのです。もちろん、彼女の承諾なしに。

しかし、母親代わりの祖母の決めたこと、彼女に選択肢はありません。初めて会う自分の夫の姿をぼんやりと眺めながら、幼馴染の彼のことを思うと、胸がぎゅっと苦しくなりました。

幼馴染の彼に、結婚することを告げることもできないまま、時間だけが流れていきます。嫁入りの日が近づいてきたある日、どこかで彼女の嫁入りの話を耳にしたのか、困ったような悲しいような表情で、遠くから彼女の姿を見つめる彼の姿がありました。

その数日後、祖母が寝静まると、彼女は小さな荷物を抱えて家を出ました。幼いころ、幼馴染と会うために、祖母の目を盗んで家を抜け出したあの時よりも、もっと身体を強張らせて。

彼は、すべての準備を済ませて、約束の場所で待っていました。

彼が彼女の手を取ると、彼女は、生まれ育った家に視線を送りました。家の中でいつも感じていた重苦しさから解放される安堵感とともに、年老いた祖母を一人にする申し訳なさや、これから先、どうなるのだろうという少しの不安とが胸の中で交差し、複雑な思いを感じていました。

すると、握られた手に、ぎゅっと力がこめられました。視線を戻すと、彼が穏やかな表情で彼女を見つめていました。彼女のすべてを包み込んでくれる彼の愛を感じると、彼女もまた力強く彼の手を握り返しました。

「きっと、全てうまくいく」

こうして二人は、夜が開ける前に、生まれた町を出て行き、そこから遠い町で、静かな結婚生活を送ることになったのです。

次ページは:幸福な時間~前世で交わした約束

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