職場のいじめ、誰に相談したらいい?相談できる相手の探し方と窓口一覧

     

 

職場でいじめにあっているので、誰かに相談したい。けれど、相談する相手を間違うと、ますますいじめが悪化するかもしれない。

そんな不安から、いじめの相談を誰にしたらよいか分からず一人で悩みを抱えている人のために、相談相手を見極める際のポイントと、相談窓口を紹介します。

職場いじめにあったら、相談した方がいい

職場のいじめは、学校で起きる子供のいじめとは様相が異なります。仕事に行かないと収入が途絶えてしまうため、いじめから逃げることを簡単に決断できない状況にあるからです。

また、子供のいじめでは、一般的には親=味方、先生=中立(原則的には)、いじめてくる子供=敵 という人間関係が成立しますが、職場では、いじめる側といじめられる側の間に立つ役割の人がはっきりしないことが多いのが特徴です。また、明確な味方が存在しない場合もあります。

そのため、職場のいじめについて「誰に相談したらいいか分からない」と一人で悩みを抱えながら、解決のために行動を移せないでいる人も多いのではないでしょうか。

しかし、職場でのいじめは、子供のころよりも問題が複雑で判断が難しく、酷くなると心身の不調にまで発展することも。いじめられている状況を変えるためには、思い切って第三者に相談することをおすすめします。客観的な意見をもらえることで、冷静に自分の状況を把握することができるからです。

例えば家族や親友なら、顔つきが変わった、痩せた、やつれた、など、自分では気がつかなかったダメージを知ることができます。また、上司や同僚なら、自分が職場の人たちにどのように見られているかを知る情報源となり、いじめの原因などをより正確に把握する手助けになり得ます。

誰かに相談する前に、決めておきたいこと

職場のいじめについて、誰かに相談しようと思ったら、まずあなた自身の考えを整理しておくことをおすすめします。

いじめをどう解決したいか

あなたは、いじめられている状況をどのように解決したいかイメージを持っていますか。

職場のいじめの解決策は、大きく分けると次の3つしかありません。

・いじめと戦い、状況を改善させる、もしくは保障を勝ち取る

・いじめに耐えて、状況が変わるのを待つ

・異動や退職などにより、いじめられる環境から逃げる

 

仕事は生活のための収入源ですから、どう解決するか決断するのはなかなか難しいかもれません。自分の方向性が定まっていると、誰にどのように相談したらよいかがはっきりしてきて、解決に向けての行動を起こしやすくなります。

・戦う場合:一緒に戦ってくれる相手や、状況を改善する力を持つ人に相談する

・状況が変わるのを待つ場合:心の拠り所になる人に相談する

・いじめられる環境から逃げる場合:心の拠り所になる人に相談する

ボーダーラインを決める

自分がどう解決したいのかの決断が難しい人は、自分の中でボーダーラインを決めることをお勧めします。

・頑張ってみる期間を決める

1年は我慢して様子を見よう、3カ月はいじめを無視してみよう、など。頑張る期間とともに、自分がその間にどのような態度でいるかも決めておきます。頑張ると決めた期間を過ぎても、状況が変わらないようであれば、戦うか逃げるかどちらかの選択を。

・体調不良を基準に決める

過呼吸、睡眠障害、うつの症状が出たら辞めよう、など。頑張る期間を決めた場合も、心身の不調に現れたら逃げると決めておきます。

まずは上司に相談?

職場のいじめに関して、「まずは、上司に相談しましょう」という呼びかけを目にすることもありますが、果たして上司に相談することで、いじめを解決できるのでしょうか。

上司に相談することで、いじめが改善するとしたら、それは上司の人柄によるものが大きいと思います。部署やチーム全体のことを考えず、自分の保身にばかり意識がいっているような上司の場合、積極的に解決に向けて動いてくれるとは考えにくいです。

・部署やチーム全体の円滑な運営をいつも考えている

・普段から、部下たちとコミュニケーションを取っている

上記のような、リーダーシップが取れる上司であれば、相談してみてもいいかもしれません。

 

スポンサーリンク

 

相談できる相手の探し方

誰かに相談しようと考えた時、まずは職場の誰かに相談しようと思うかもしれませんが、相談する相手は職場の人でなくても構いません。

1.経済的にサポートしてくれる人

経済的な不安があるために、いじめから逃れて退職したいと思っても、踏み切れない人もいると思います。そのため、親や兄弟など、遠慮せずに経済的なサポートをお願いできる人に「もし、退職する場合は助けて欲しい」と相談をしておくと、「いつでも退職できる」という安心感が生まれます。

経済的なセーフティネットがあると、精神的にかなり楽になります。そうした安心感が支えになると、いじめられている状況に対して踏ん張りがきくようになるかもしれません。

2.職場の勢力図に関係のない人物で、誠実な人

職場で誰かに相談するのであれば、あなたに対するいじめに胸を痛めていて、静観をしている大人な人物がいないか観察してみてください。

今まで気が付かなかったけれど、あなたにいつもさりげなく気配りしてくれた人はいませんか? 

いつも話しているわけではないけれど、会えば穏やかに話ができる人はいませんか? 

上司という立場に限らず、中立であなたに対してあたたかく接してくれる人を発見するといいでしょう。

職場のいじめに関する相談窓口

社員の多い会社では、いじめの相談窓口が設置されている場合もあります。そのような場合は会社の窓口に相談することができます。

社内での相談が難しい場合は、パワハラやセクハラ、職場のいじめに関して相談を受け就けている外部機関の窓口に相談することができます。この記事では、無料で相談できる窓口について紹介します。

誰かに話を聞いて欲しいとき

・こころの耳相談窓口

一般社団法人日本産業カウンセラー協会による、働く人のためのメンタルヘルス相談窓口。(厚生労働省による受託事業)

相談方法は、電話とメールの2通り。

働く人の「こころの耳電話相談」

電話:0120-565-455(フリーダイヤル)

受付時間:月曜日・火曜日 17:00~22:00/ 土曜日・日曜日 10:00~16:00 (祝日、年末年始は除く)

【働く人の「こころの耳メール相談」】

http://kokoro.mhlw.go.jp/mail-soudan/ にアクセスし、専用のメールフォームから相談可能。

いじめを解決したいとき

総合労働相談センター

各都道府県の労働局や全国の労働基準監督署内に設置されている相談窓口。

解決のために必要な法令や裁判例などの情報提供と個別相談を行っている。必要であれば、各都道府県労働局長による事業主への助言・指導に繋いでくれる。

法テラス

職場のいじめトラブルの解決のための法制度や相談内容に適した関係機関の窓口の案内や、弁護士の紹介を行っている。

【法テラスサポートダイヤル】
電話:0570-078ー374
受付時間:平日9:00~21:00/ 土曜日9:00~17:00(日、祝日、年末年始を除く)

職場のトラブル相談ダイヤル

全国社会保険労務士会連合会による相談窓口。

労働者個人と事業主との間でおきた職場でのトラブルを、社労士が間に入り、話し合いにより和解解決するあっせんを行ってくれる。電話での相談は無料。その後あっせんを行う場合は、別途費用が発生(あっせん申し立て費用1000円~10000円(税別))。

電話:0570-064-794
受付時間:平日11:00~14:00

(監修:谷口スズ)

 

スポンサーリンク

 

この記事を読んだ人におすすめ

職場のストレスから解放されたい!ストレスの3つの原因とは?

職場の人間関係がストレス!悩み別の改善法について

関連記事

SNSでもご購読できます。