
女同士が集まると、人間関係でなにかとめんどうなトラブルが起きやすいもの。
そうしたトラブルをよくよく観察していると、トラブルの当事者たちは、オス化女子と子宮ちゃんであることがほとんどです。(>>オス化女子、子宮ちゃんとは)
女子の人間関係の揉め事は、オス化女子と子宮ちゃん心理で分析していくと、なぜトラブルになってしまったのか、どうすればよかったのかが分かるケースが多いんですね。
そのように女社会で起きたトラブルを分析してみると、トラブルを起こす人が子宮ちゃんである割合が高いんですが、実はトラブルが起きてしまうのは子宮ちゃんだけに原因があるわけではありません。
女同士の人間関係で、なぜトラブルが起きてしまうのかの構造がわかると、めんどくさい人間関係を克服するためにどうしたらよいのかが分かってきます。
そこで、オス化女子と子宮ちゃん心理の視点から、女同士のめんどくさい人間関係の構図を解説し、克服するためのポイントについて紹介しますね。
なぜ、女社会は人間関係が難しいのか
女社会の人間関係が難しい理由は、女子のほとんどがオス化女子か子宮ちゃんのどちらかだからです。
オス化女子、子宮ちゃんともに、心の中にある女性性が本来の働きをすることができていないため、コミュニケーションに癖があります。
オス化女子のコミュニケーション上の問題点
オス化女子のコミュニケーション上の問題点は、自分の内側にある女性性を否定していることで、周りに行き過ぎるほどの貢献をしてしまったり、責任を一人で負おうと頑張りすぎてしまうことです。
こうしたコミュニケーションは、人間関係において、どうしても我慢を生んでしまいます。
人と付き合うときに常に我慢がともなうため、人間関係がだんだんとストレスに感じるようになってしまうんです。
子宮ちゃんのコミュニケーション上の問題点
子宮ちゃんのコミュニケーション上の問題点は、女性性を周りの気を引くためのツールとして使い、感情的に周りを振り回したり、相手の感情をコントロールしようとすることです。
これは、対男性においてはさほど問題が起きないのですが、女性を相手に女性性をツールにしてコミュニケーションを行うと、周りの女性に負担をかけてしまいます。
そのため、知らない間に周りから疎まれたり、面倒くさがられたりする立場になってしまうんですね。
スポンサーリンク
オス化女子が特に泥沼になりやすい相手
オス化女子同士でも子宮ちゃん同士でも、揉め事が起きる場合がありますが、特に要注意なのがオス化女子と子宮ちゃんの組みあわせ。
オス化女子と子宮ちゃんの組み合わせの場合は、お互いに依存する関係性になりやすく、依存関係になってしまうと、最初は仲良しだったはずなのに徐々に関係性が崩れ始め、最終的には泥沼化する傾向が強いからです。
オス化女子は人に役立つことで自分の存在意義を見出しているため、お世話をしてほしい子宮ちゃんと、需要と供給の関係がマッチします。
けれどそもそもの生きる目的やモチベーションが、オス化女子と子宮ちゃんは正反対のため、だんだんと一緒にいるのが辛くなり、ゆくゆくは対立するようになってしまうという構図があるからです。
オス化女子と子宮ちゃんの関係性でもめ事が起きた時、一見すると、トラブルの原因が子宮ちゃんにあるように見えがちです。
しかし実際は、オス化女子が女性性を否定しているために習慣化している行動パターンが、自らトラブルに足を突っ込む原因にもなっているんです。

オス化女子が健全なコミュニケーションをとるためには
オス化女子は子供のころのお母さんとの関係性から、女性性の否定が始まっています。
なぜなら、女性であるから幸せになれなかった母親を目の当たりにして、女性であることのデメリットを強く感じてしまっているからです。
そして、物心つくかつかないかの小さなころから、家庭の中で「お母さんを守らなきゃ」「お母さんを助けなきゃ」「お母さんのために私が我慢すればいいんだ」という思いを抱き始めます。
無意識に、お母さんが幸せであるための責任を自らすすんで負い、家庭外においても、人一倍責任感の強さを発揮するようになっていきました。
こうした幼少期の体験が、大人になった今どのように影響しているかというと、次のような行動の習慣になって表れているんです。
・問題が起きた時など、自分が身を引くことで問題を治めようとする
・いつでも他人を優先し、他人のために行動してしまう
・他人のために役立つことで、自分の存在意義を感じる
そしてこうした行動が習慣化しているため、オス化女子は、自分の気持ちや自分の望みに鈍感であったり、分からなくなっている人が多いんです。
実は、自分の気持ちに鈍感であることは、イコール無自覚の我慢でもあります。
つまり、オス化女子は常に人間関係で相手のために、気づかないうちに我慢をしている状態にあるんです。

我慢は相手に対する思いやりではない
オス化女子は、自分でも気づかずに相手のために我慢していることが常になっています。
けれど、それは決して相手に対する思いやりとは言えません。
想像してみてください。あなたにとって大切な人が、あなたのために我慢をして、辛い思いをしていたとしたらどうでしょう。
自分のために相手が辛い思いをしているなんて、嬉しくないですよね?
相手が、自分自身のことも大切にしながら、あなたのことも同じように大切にして判断してくれたことであれば、ありがたく受け取ることができると思います。
つまり本当の思いやりとは、我慢をしてでも相手のために尽くすことではないということです。
本当の意味での思いやりとは
それでは、本当の意味での思いやりのある行動とはどんな行動かというと、自分、相手、そして今置かれている状況、このすべてを判断材料にして、そのどれも我慢や無理がない答えを見つけることです。
けれどオス化女子は、幼いころから、知らず知らずに我慢をし「相手のため」を判断基準にしてきたため、自分が望んでいることが分からない場合が多いです。
それでも、自分の望みが分からないからといって、無視していいわけではありません。
自己犠牲は、あなたのことを大切に思ってくれている人たちをとても悲しい気持ちにさせてしまうからです。
あなたの意思がなく、あなたの我慢のもと成立する相手への思いやりは、逆に相手にとって負担になる可能性もあります。
また、あなたが自分自身の意思や望みを知っていることで、あなたを大切にしてくれる人、また逆に子宮ちゃんのようにあなたをおざなりにする人が、だんだんと分かってくるようになります。
そうして、あなたを大切にしてくれる人をあなた自身も大切にし、あなたをおざなりにする人とは距離を置くことで、女社会でも円滑な人間関係を築くことができるんです。
スポンサーリンク
女社会で生き抜くために最も大切なこと
オス化女子が、揉め事が起きやすい女社会で生き抜くために最も大切なことは、女性性を否定せず、受け入れることです。
オス化女子が女同士の人間関係でつまずいてしまう原因は、女性性を否定していることから始まる、コミュニケーション不全だから。
オス化女子が、女性性を受け入れることができるようになると、女性という存在への否定的な思いがやわらいできます。
女性への否定的な思いとは、例えば、女性は弱い存在だから、お世話してあげなくちゃ、助けてあげなくちゃとつい思ってしまうことです。
オス化女子は、人の役に立つことで「ここに存在していい」という許可を自分自身に与えているため、自分が助けてあげられる人を無意識に探してしまっています。
そのため、世話がやける(フリをしている)子宮ちゃんに、自ら寄って行ってしまうことになるんです。
けれど、女性性を受け入れられるようになると、これまでは気づくことがなかった子宮ちゃんの「かまって欲しい」「気を引きたい」といった思惑に気づくことができるようになります。
また、弱い者を探すという無自覚の習慣は、守る、助ける、という行動に繋がっていきますが、実は「守る」ということは、どこかに見えない敵がいるということなんです。
「相手を守りたい」というオス化女子の思いは、自分が戦うべき相手を不必要に作ってしまうことになります。
そのため、オス化女子の中には攻撃的な人が多いんですね。
女性性を受け入れられるようになると、相手に過剰に貢献したり、全てひとりで責任を負おうとしたりする、我慢の上で成立する人間関係とは全く別の、お互いに思いやれるような人間関係を築くことができるようになっていきます。
オス化女子が女性性を受け入れるには
幼いころから何十年もかけて女性性を否定してきたわけですから、自分が女であることを受け入れることに、屈辱感を感じる人もいるかもしれません。
けれど、あなたが女である事実は変えることができないんです。
あなたが「女である」事実から行動を始めていかないと、何も始まりません。
女であることを受け止めたり、諦めたり、受け入れていく過程で「女であることの何が受け入れがたいのか」について自問自答してみるのがいいでしょう。
自問自答を繰り返していくと、自分が女であることにどれほど拒絶感があるのか、またどうしてそんなに女であることを受け入れがたいのか、見えてくることがあると思います。
また、男性と張り合っているときの自分の気持ちを確認することでも、女であることの受け入れがたさに気づくことができます。
もしも「女性だからといって負けたくない」というような、女性の存在そのものに抵抗感がある場合は、女性であることの理不尽さを、男性に勝つことで克服しようとしているのかもしれません。

女性性を健全に保つことで得られること
オス化女子が女性性の否定をやめ、健全に保つことができるようになると、女社会での人間関係が円滑になるだけではなく、仕事やパートナーシップにおいてもうまくいくようになっていきます。
女性がオス化していると、つい男性と張り合ったり、男性に甘えることができず、男性との間に良好なコミュニケーションを取ることを難しくさせている一面があります。
そのため、オス化女子はパートナーシップでつまずきやすい傾向にあるのですが、女性性を受け入れられるようになってくると、パートナーとの関係も良好に転じていきます。
また仕事においても、これまで無自覚にしていた過剰な我慢をしなくなったり、自分を犠牲にしながら周りに貢献をしなくなるため、疲れにくくなります。
またオス化女子は「女だから」という劣等感を心の奥底にあるために、仕事において卑屈さや頑なさが見え隠れしている場合があります。
そのような状態だと、仕事の依頼をしにくい雰囲気を作ってしまいますが、女性性を受け入れることで、そうした卑屈さや頑なさが減るため、重要な仕事を任されやすくなるなど、キャリアアップにおいても良い結果をもたらすことになるでしょう。
オス化女子は、まずは「自分が女であること」に対して、どんな思いがあるのかを知り、少しずつでも女性性を受け入れていくことで、人間関係だけでなく、仕事やパートナーシップも好転していきます。
