
職場のストレスの原因の上位に、人間関係のストレスがあります。
今回は、職場の先輩がフォローしてくれなかったために、上司に怒られてしまった体験談を紹介します。
(30代 会社員)
会社で初めてのセミナーの運営を担当したとき、ベテランの先輩と一緒に組むことになりました。
私は、初めての仕事でアップアップしていました。
会場設営時に、無造作に置かれていた紙袋を「ごみじゃない?」と言って別のスタッフに渡されました。
すると、ベテランの先輩が「私が預かっておくよ」と言ったので、私はその紙袋を先輩に預けたんです。
その後、上司が「机の上に置いてあった紙袋は?」と探しに来たので、「あのゴミって言ってたやつかな」とつぶやいたら、上司に「ゴミじゃねーよ!だから新人は嫌なんだよ!」と怒鳴りつけられてしまったんです。
私があわてて先輩のところに紙袋を受け取りに行くと、「ゴミじゃないと思うよ」と言って紙袋を手渡されました。
ゴミじゃないと知っていたなら、最初にそのことを教えてくれたらよかったのに……。
私が、上司に怒鳴られている姿も見ていたはずなのにフォローもしてくれず、私だけが悪者になってしまいました。
なんで先輩が、見て見ぬふりをしていたのか、わかりません。
それからは、その先輩を避けるようになり、挨拶と業務上必要なこと以外は話さなくなり、仕事で一緒になると、そわそわと落ち着かない気持ちになってしまいます。
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投稿者の女性は、オス化女子かもしれませんね。
仕事に対する責任感が、人一倍強いのではないでしょうか。
初めて任された仕事ですから、分からないことやうまくいかないことがあっても当然です。
けれどこの方は、自分が任された仕事はそつなくこなしたい、むしろ「ちゃんとできなければダメだ」と 責任を過剰に感じている可能性が見受けられます。
この強めの責任感が、オス化独特のものだからです。
この女性は、オス化女子の独特の責任感があったからこそ、先輩に対して違和感を感じてしまう事態になってしまったと想像します。
「ちゃんとできなければダメ」だったはずなのに、上司に怒られてしまった。
これは、オス化女子にとってはとても惨めで屈辱的なことです。
けれど、先輩が先にフォローしてくれていたのなら、上司に怒られずに済んだはずですよね。
だから、先輩に対して不満が生まれたのだと思います。
先輩からのフォローがなかったことと、上司に怒られたこと、そのどちらが強く感情を揺さぶったのかわかりませんが、この方は、上司から怒られたことへの屈辱感が、先輩のフォローがなかったことへの不満を増幅させているように見えます。
もしこの女性が「初めての仕事なんだから、分からないことがあっても仕方ない」と思えていたならば、先輩に対する印象もまた変わってきたかもしれません。
オス化女子はこのように、自分に対しする厳しさが理由となり、周囲の人間関係において違和感を感じてしまうことがあります。
