
女性の多い職場では、何かと人間関係がめんどくさいと言われていますが、実際に仕事上で体験しためんどくさい女性とのエピソードを紹介します。
(40代 会社員)
職場である新規プロジェクトが立ち上がり、プロジェクトメンバーが立候補制で決まりました。そして、「我こそは!」という女性が5人集まり、プロジェクトチームが結成されました。
チームリーダをはじめ、女性ばかりだったので、最初は仲良く和気あいあいと楽しく仕事を進めていました。新規プロジェクトを任された喜びもあり、みんなモチベーションも高かったと思います。
けれど、プロジェクトメンバーのAさんの言動がきっかけで、だんだんとチームの雰囲気が暗くなっていき、モチベーションも落ちていくようになりました。
プロジェクトメンバーの最初の招集時に、Aさんは「私はこれがやってみたいです!」とチームリーダーに名乗り出て、彼女の希望通りの仕事を担当することになりました。
けれど、自分で「やりたい!」と名乗り出たわりに、彼女、全然仕事をしなかったんです。
みんなで仕事を分担してプロジェクトを進めている中で、Aさんの仕事だけがなかなか進みません。
ある日、業を煮やしたリーダーがAさんに仕事の進捗状況を確認すると、Aさんは「やっています」と答えました。
けれど、その時の他の人たちの仕事の進み方に比べるとはるかに遅く、やっているというよりは考えているだけで、実際は何もやっていなかったんです。
最初は、Aさんの仕事が進んでいないことを心配してフォローしたりしていたんですが、本当に全然仕事をしないので、私もだんだん呆れ気味になってきました。
Aさんは、リーダーから進捗状況について問い詰められることが増えていました。けれどAさんは決して、自分が仕事をやっていないことを認めないし、「〇〇まではやりました」とあくまで自分は仕事をちゃんとやっていると主張するんです。
リーダーに何度も問い詰められるAさんを見ていると、なんだかいたたまれなくなるし、かといって、リーダーの言い分はもっともだしで、チームの雰囲気はだんだんと暗いムードに……。そのころには、他のメンバーの士気も徐々に下がり始めていました。
結局、いくら言われても仕事をしないAさんはプロジェクトから外され、Aさんが担当していた仕事を他のメンバーが担うことになりました。
仕事をやる気がないなら、最初から立候補なんてしなければいいのに。結局、周りを振り回すだけ振り回して、負担だけかけて去っていくなんて、正直もやもやが残りました……。
※個人が特定されないように、登場人物の設定やシチュエーションに若干のフィクションを加えています。
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女性だらけの職場で起きた、人間関係のトラブルですね。
この状況から判断すると、どうもこのAさんは“巫女”子宮ちゃんのようですね。
“巫女”子宮ちゃんの特徴として、「やりたい」と口に出すけれど、実際は自分でやる気がなくて、周りの人がやる羽目になるというものがあります。
Aさんの例は、この典型のように感じます。
“巫女”子宮ちゃんは、自分の理想像があって、実際にはその理想像にはなれていないのに、理想像の自分として振舞います。
この例でいうと、例えば「仕事ができる女性」という理想像がAさんにあったのかもしれません。
そして、「仕事ができる女性」であるために、新規プロジェクトにも立候補し、やる気を見せたと想像できます。
こうした“巫女”子宮ちゃんの「やりたい」は、「口だけ」の場合が多いので、周りは注意が必要です。
もし一見、優秀そうに振舞っているけれど「口ばかりで、やらない」と感じることが何度もあるようなら、その女性は“巫女”子宮ちゃんかもしれません。
人の役に立ちたいという思いが強いオス化女子は、“巫女”子宮ちゃんに振り回されがちです。そして、振り回されたことに対して彼女に怒ったとしても、“巫女”子宮ちゃんは、振り回した自覚もなければ、なぜ怒られるのかがまったくわかっていないことが多いです。
相手が“巫女”子宮ちゃんなら、彼女の「やりたい」は口だけなので、スルーしてOK。“巫女”子宮ちゃんは、実はスルーされてもあまり気にしていません。「やりたい」と口に出したことに、案外それほどの思いがないことが多いんですよ。
巫女子宮ちゃんについて詳しくは『思わせぶりな態度で周りを振り回す女“巫女”子宮ちゃんの心理や特徴・対処法は?』で紹介しています。
