共感力が強くて辛い……。エンパスの人が楽に生きるために必要なこと

     

 

共感力が強く、周りのエネルギーに敏感な人のことを、エンパスといいます。

エンパスという言葉は、以前に比べるとだいぶ一般的になってきましたが、それでもメジャーな考え方ではないでしょう。そのためエンパス体質の人たちはエンパスであるという自覚がなく「なぜ、こんなにも辛いのか」その原因が分からずに苦しんでいる人が多く見受けられます。

これまでたくさんのエンパスの人たちの話を聞いてきましたが、中には「明日をどう生きていいかわからない」ほどに、苦しさを抱えていた人も……。

なぜエンパスは、そんなにまで生き辛さを抱え、苦しい思いをしてしまうのでしょうか。

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エンパスの生き辛さの本当の理由

エンパス体質の人が、日常生活において辛さを感じることに、周りのエネルギーの影響を受けやすいというものがあると思います。

例えば……

・落ち込んでいる人と一緒にいると、自分まで気分が暗くなる

・負のエネルギーが強い人と一緒にいると、ひどく疲れる

・負のエネルギーが強い場にいるだけで、具合が悪くなる

このようなエネルギーの影響による心身への負担も、エンパス体質の人の生き辛さの原因ではありますが、ネガティブなエネルギーによる不調は、自分で自覚しやすい症状だと思います。

一方で、自分では気が付きにくいエンパス由来の生きづらさがあります。

1.他人事を自分事にしてしまう

2.自分を見失ってしまう

3.他人で自分を動かす

以上の3つは、いずれも、無意識に他人を自分の中に取り込んでしまうことにより起きています。

実はエンパス体質の人の本当の辛さは、他人=自分となっていることなんです。

エンパスの苦しみ1|他人事を自分事に

エンパスの共感力とは、相手の気持ちをそのまんま自分ごとのように受け取ってしまう力のこと。

そのため、エンパス体質の人は、相手の気持ちに共感して話を聞いてあげられるため、周りの人から相談を受けやすい傾向にあります。

しかし、エンパス体質の人は、その共感力の特徴のために、他人の問題を自分事として扱ってしまいます。

例えば、友人に悩み事を相談されたとします。エンパスは、まるで自分にその悩みが起きているかのように、友人と同じように辛さや悲しみを感じてしまうんです。すると、友人の悩みをまるで自分の悩みにように感じてしまい、何とか解決しようと一生懸命になります。

しかし、どんなに一生懸命にその悩みを解決しようとエネルギーを注いだとしても、他人が人の悩みを本当の意味で解決することはできません。エンパス体質の人は、友人の悩みを自分の悩みのように扱ってしまいますが、その悩みは友人にしか解決はできないんです。

けれど、エンパス体質の人は、友人の悩みが解決しないと、解決してあげられなかった自分に罪悪感を感じたり、苦しみや悲しみを感じるばかり。そのため、他人の悩みに、ひどくエネルギーを消耗して「へとへと」になってしまうんです。

エンパスの苦しみ2|自分を見失う

エンパスは、相手の感情をそのまま自分の中に取り入れてしまいますが、それは、まるで相手の中に自分が入ってしまうような感覚。自分が相手そのものになってしまうという感覚です。

そのため、「自分」というものを見失いがち。

何を考えるときも、「自分」がどうしたいか、よりも「相手」がどうしたいかを基準にしてしまう。それは、常に自分不在で、他人の人生を生きているようなもの。そんな自分不在の状態を長い期間続けていたら、当然、苦しくなります。

自分の感情、自分の考え、自分の欲求。

エンパス体質の人は、エンパスではない人が当たり前に持っている「自分」というものが、分からなくなっている人が多いんです。

「自分」を取り戻すことができて、初めて自分の人生を生きることができます。

エンパスの辛さの原因である、他人の人生を生きることを回避するには、エンパスである自覚をもち、自衛をすることがとても大切。自分が他人になってしまわないための自衛の方法を身につけることで、自分の中に自分を取り戻すことができるようになってきます。

 

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エンパスの苦しみ3|他人で自分を動かす

共感力が強いエンパスの人によくある行動の一つに、先読み行動があります。エンパスの先読み行動は、相手が言葉に出していない「気持ち」や「考え」を察してしまうために起きてしまうのです。

・相手に頼まれていないけれど、自ら進んで相手のために動いてしまう。

・相手に言われたわけではないけれど、気持ちや考えを汲み取って、行動してしまう。

先読み行動とは、このような、エンパスだからこそ相手が言葉にしない感情を受け取ってしまい、相手の感情を動機として、自ら、先に先にと動いてしまうことです。(なお、ここでいう感情とは、好き嫌いとは異なります)

先読み行動をしているとき、自分の気持ちや考えよりも先に、相手の気持ちや考えを受け取っています。「先読み行動」が習慣化していると、自分が後回しになりがちです。

エンパスの先読み行動で起きること

先読み行動をしている人は、行動の基準を“相手=他人”に置いているということ。そのため、エンパスで先読み行動が常態化している人は、自分の気持ちや考えを自分で把握していないということが起きます。

「あなたはどうしたいの?」と問われたときに、「自分がどうしたいか分からない…」という状態になってしまう人は、先読み行動が習慣化し、長らく自分の感情を無視してきているのかもしれません。

「自分の気持ちがよく分からない」、「自分がどうしたいか分からない」、そんな状態は、自分をなくしてしまっているようなもの。自分をなくしてしまうことほど、辛いことはありません。相手の感情を優先してしまうことが、エンパスの人の生きづらさの大きな要因の一つになっていると思います。

エンパスが楽に生きるために

もし、自分の感情よりも、相手の気持ちに先に気が付きやすく、いつもいつも、先読み行動をしてしまっている。そんな傾向にある人は、先読み行動をしている自覚もないかもしれませんから、行動する前にいったんブレーキをかけて、「これ、相手に言われたことかな? 先読み行動していない?」とひと呼吸おいてみる。また、「わたしは、どう思う?」「わたしは、どうしたい?」と自分の心に聞いてみるという習慣を持つこともいいでしょう。

エンパスは、まずは自分と他人を一緒くたに捉えていることを自覚することが先決です。自覚ができたら、他人と自分を切り離して物事を受け取るように訓練していくと、先読み行動など、エンパス特有の行動パターンを修正していくことが可能です。

エンパスは、他人との境界線をしっかりと持てるようになると、自分を取り戻し、自分の人生を生きることができるようになります。
(監修:谷口スズ)

 

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