エンパス体質の人は、並外れて共感力が高いため、周りの空気を読み過ぎて、自分よりも他人を優先してしまいがち。そのため、ストレスが多く、非常に疲れている人が多いです。
エンパス体質は、改善することができますが、改善には時間がかかります。そこで今回は、毎日の疲れを少しでも軽減するための対策を紹介します。
エンパス体質の人が、日常で取り組める対策は、大きく分けて3つあります。
- 自分と他人の思考を切り離す習慣を身につける
- 睡眠を深くする
- 人間関係を見直す
この3つの対策を行うために、具体的にどのような方法を取ると良いのかをお伝えします。
エンパス体質が疲れる原因
具体的な方法をお伝えする前に、エンパス体質だと、なぜそんなにも疲れてしまうのかを簡単に説明します。
エンパス体質の場合、自分の思考よりも先に、相手の思考を読み解いてしまうため、知らず知らずのうちに、自分ではなく他人の意思で行動してしまいます。自分の体は、自分の感情や情熱で動かすということは、人間が生きる上での原則です。そのため、その原則を破り、他人の意思から行動してしまうと、人の体は緊張して抵抗するようにできているんです。
そうして、体が緊張することで、疲れを感じるということなんですね。
エンパス体質のつらい症状例
エンパス体質によくみられる、共感力が引き起こす体調不良の症状を紹介します。
・不眠(眠りが浅い)
・偏頭痛
・倦怠感
・お腹がくだる
・吐き気
不眠、偏頭痛、倦怠感は、体が緊張することから起きる症状。
お腹がくだる、吐き気など胃腸の不調は、嫌なエネルギーが体に入り込んでしまった場合に起きる症状です。
エンパス体質の人が疲れないためにできる13の対策
思考を切り離す習慣を身につける
1.他人のことを考えている自分に、気がつくようにする
2.他人のことを考えている自分に気が付いたら、「今」の「自分」の感情をに意識を向ける
3.思考から他人を切り離せたら、また思考が他人に戻ってしまわないように、体を動かす
例)激しくない日常の動作、床拭くとか、※水を使う作業は、悪いエネルギーを呼ぶので霊感の強い人にはおすすめできません
4.体を動かすときに、自分の動きのリズムと自分の体に集中する
5.体を動かしているとき、できるだけ体の芯の力を抜く
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睡眠を深くする
エンパス体質の人は、体の緊張から睡眠が浅い人が多く、そのことで余計に意識が自分から離れがちです。そのため、質の良い睡眠をとることは、実はとても大事なことなんです。
6.できるだけ朝日を浴びる
7.「リズムのある一定の動き」を日常に取り入れる。歩く時もリズムを感じながら歩く
8.寝る数時間前に、ネガティブな感情を感じるものから距離を置く
例)SNSなどは、エンパス体質の場合、ネガティブな感情を感じやすいので、ネガティブな感情がわいてきたら、見るのをやめましょう。
もし、ネガティブな感情を感じた場合は、体が緊張してるか確認します。緊張する感覚が分かったら、その体の緊張を覚えておき、その後は、同じ緊張を感じたらSNSは見ないようにします。
どうしても見てしまう時には、間に目を閉じて、たまに深呼吸しながら自分の体を感じるのがおすすめ
9.日中の空いた時間に、お茶などを飲んでホッとする時間を作る。このとき、お茶の温度、味、体に入っていく、など自分の体の感覚に集中する
10.寝る前にホッとした感覚を思い出して、他人を思考から追い出す
人間関係を見直す
11.頭の中でいつも考えてしまう人との付き合いを見直す。
気づくと頭の中でその人のことを考えている、という人物は、あなたにとって負担となっている人物かもしれません。付き合い方を見直してみましょう。たとえその人のことが好きだとしても、頭を占領される人は、体力のないエンパス体質の負担となります。好かれたいという気持ちが、より強く相手への共感を促し、自分不在が進んでしまうからです。
12.少し時間をかけて、その人との関係性が自分を疲れさせていないか感じてみましょう。
13.相手に共感しても、相手の意思は判断材料の1つにして、自分の感情も汲む、という関係性を作る。そうすることで、疲労が軽減していきます。
エンパス体質の間違った対策
エンパス体質の人は、ネガティブなエネルギーの影響でつらい症状が出ることから、自分を守る方法として浄化や瞑想を取り入れている人もい多いようです。
浄化で症状が楽になる?
浄化は、邪気などスピリチュアル的に悪いエネルギーから影響を受けている場合の対策として取り入れるのはいいと思いますが、他人に自分が占領されてしまう症状に関しては、効果がないと言えます。
スピリチュアル的な浄化の方法として、セージ、パワーストーン、お守り、塩などが紹介されていますが、4096Hzチューナーの音叉がおすすめです。
エンパス体質だからと言って、誰もが邪気に影響を受けているわけではありません。エンパス体質の人のつらさの一番の原因は、無自覚のまま自分が他人に占領されてしまい、自分不在の状態になっていることです。
何か対策をしたいのであれば、ここで紹介したような日常的な習慣を変えることが大切です。
瞑想でバリアを張れば自衛できる?
エンパス体質の人が外からの影響を受けないために、瞑想やイメージングでバリアを張ることでスピリチュアル的にプロテクトするという方法があるようです。しかし、瞑想はエンパス体質の人にとっては逆効果であると考えています。
なぜなら、エンパスの人は意識が拡散していて、上に上がりすぎている状態にあります。瞑想は、意識を上に逃がしてしまうため、意識の拡散が悪化してしまうからです。エンパスの人に必要なのは、意識を体に戻すこと。
瞑想でグラウンディングするのではなく、体の感覚に意識を集中することです。例えば、ご飯を食べる時や歯磨きをするときなど、自分の動作の一つ一つに意識を向けてみるなど。
また、上がりすぎてしまった意識を下におろすのに、太鼓などリズム感のある低音を聞くのもおすすめです。
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エンパス体質は、対策が必須
エンパス体質による疲れには、対策することがおすすめです。
なぜなら、エンパス体質の人が、疲れを軽減させる対策をとらずに、体の緊張が長期間に及ぶと体は悲鳴をあげてしまうからです。ひどいときには、体の緊張と疲れの蓄積により、病気に発展することも。
なお、他人の思考や感情と自分の気持ちを切り離すことができず、自分の感情がわからないままでいると、無意識に、他人の気持ちを自ら探して歩くようになってしまいます。そして、他人の感情を探す行為が、幼い頃から習慣化して強化され続けると、自分の体が悲鳴をあげても、その原因がわからない状況に陥っている場合もあります。
他人の気持ちは他人のものです。自分の気持ちが分からなくても、他人の気持ちから行動してしまうと、自分の体を守ることが難しくなってしまいます。
エンパスの苦しみの素は、「自分の気持ち」がわからないこと。自分の気持ちを掘り起こし、無視しない「習慣」が必要です。
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