エンパスで仕事が続かなくて困っている人へ

     

エンパスなど、感受性が強く繊細な人たちは、一つの職場で長く勤めていると疲れてしまい、転職を繰り返すことがよくあるようです。

同じ職場に長くいると疲れてしまうとしても、転職の度に新しい職場の環境に慣れ、仕事を覚えることも大変ですよね。

「できれば、同じ職場に長く勤めたい……」

感受性が強い人たちは、そんな風に考えたことがあるのではないでしょうか。

今回は、エンパスの人が、なぜ同じ仕事を続けられないのか、また同じ職場で仕事を長く続けるためには、どんなことに気を付けたらいいのかを紹介します。

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エンパスの人が、仕事が続けられない理由

エンパスの人が、仕事を長く続けられない理由。それは、「ひどく疲れやすいから」。

エンパスの人は、人一倍心身ともにストレスをためやすく、それが体調不良に現れるほど。エンパスの人によく見られる、体調不良には、体がだるくて重い、よく眠れないなどがあり、だんだんと「仕事にいくのが辛い……」と感じるようになるんですね。そして、短い期間で退職の道を選ばざるを得ない状況に追い込まれてしまうということなんです。

エンパスの人がストレスをためやすい3つの原因

エンパスの人が、ストレスをためやすく、人一倍疲れてしまうのは、エンパスの人特有の3つの原因があります。

・いつも人のことを考えている。

エンパスの人は、いつも人の事ばかり考えてしまう傾向にあります。

相手の気持ちを感じ取る共感力の高さから、相手のネガティブな感情に敏感です。またそのネガティブな感情が、自分のせいだと思ってしまいがち。

例えば、目の前に不機嫌そうな人がいたとします。すると、エンパスの人は「何か、自分が悪いことをしたんだ」と思ってしまうんですね。

そのため、相手の顔色をいつも伺い、知らず知らずに考えている、とうことが日常茶飯事。目が覚めているあいだ中、他人に気を使って過ごしているのですから、当然、疲れてしまいます。

・自分の本当の感情を勘違いしている

エンパスの人が、自分の感情だと思っている感情は、実は、心から自然にそう感じたことではない場合があります。

自分の感情が自分の感情ではない、というのはおかしな話のようですが、エンパスの人には実際にこれが起きています。

例えば、こんなシーンをイメージしてみてください。

仕事中、上司が怒りだし、とても悲しい気持ちになりました。

「悲しい……」

これが、怒られたことに対して、心から自然に湧き出た感情です。

ここでエンパスの人は、相手が怒っていることにたいして、あれこれ考え始めます。

「上司があんなに怒っているのは、私の仕事が遅かったからだ」

そして、上司の怒りに対して思考を巡らせているうちに、自分の心から自然に湧き出た「悲しい」という感情は「申し訳なくていたたまれない」という感情に上書きされてしまうんです。

このようにエンパスの人は、本当の自分の感情を見失いがちなんです。

・我慢している

相手の感情に対して思考し、自分の本当の感情を上書きしてしまうということは、自分の本心を我慢しているということ。

また、共感力の高さから、相手が口にしない思いや考えを先読みして、相手の望む行動を取ってしまいがち。このとき、自分がその行動をしたいかどうかを、エンパスの人は考えません。相手の望む行動、つまり相手の意思がまるで自分の意思であるかのように捉えてしまうからです。

エンパスの人は、感情の上書きだけでなく、自分の意思も上書きされているんですね。

他人の感情や意思で行動し、自分の感情や意思は無意識のうちに我慢している。それが、エンパスの人の特徴なんです。

ずーっと我慢を強いられている状態が続くと、当然、疲れます。エンパスの人は、この我慢が幼いころから習慣化しているため、疲れやすく、体力がありません。

特に、職場では仕事が忙しく、ますます自分の感情や意思が置き去りになりがち。そのため、疲労は拍車をかけて蓄積していきます。

エンパスの人は職場で反省してはいけない

エンパスの人が反省をすると、この我慢がさらにエスカレートします。

反省とは、いけなかったことを振り返り、自分自身を律することですよね。

エンパスの人は、他人の感情を察して汲んであげる力が強いため、起きた出来事に対して反省するのではなくて、相手の感情に対して反省してしまう、ということが起きるのです。

相手の感情に反省するとは、どういうことなのかを説明していきます。

職場で先輩のデスクにコーヒーを持っていく場面をイメージしてみてください。

先輩は仕事に集中していたため、そっと机の上にマグカップを置こうとしました。すると、あなたに気が付いていなかった先輩が、急に後ろを向いたので、コーヒーを持っていたあなたの手にぶつかり、先輩のデスクにコーヒーがこぼれてしまいました。

「あ!!」とあなたは驚いて、思わず大きな声をあげました。先輩はそんなあなたを見て「コーヒーこぼれたくらいで大きな声出すなよ!」と怒っています。

このような場面に遭遇したとき、起きた出来事に対する反省は、「声をかけなかったのが良くなかった。次は、声をかけよう」ということになります。

しかしエンパスの人は、相手の感情に反応する傾向にあります。そのため、コーヒーがこぼれたという出来事に対してではなく、先輩の怒りという感情に反省してしまうんです。

感情に対して反省すると、「大きな声を出したことで先輩が怒ってしまった。これからは、どんなに驚いても、大きな声を出さないようにしなければ」という思考になってしまいます。

これは、極端な例かもしれませんが、エンパスの人は、相手を不機嫌にさせた自分の振る舞いを反省し、その行動をなくそうと努力してしまうんです。

すると、どんどん相手好みの自分を作り上げ、本当の自分を失っていってしまうんですね。

エンパスの人が、職場で相手に合わせて反省ばかりしていると、自分がだんだんと分からなくなり、その職場で働くのが辛くなっていきます。

次ページは:エンパスの人が仕事を辞めたくなったときの対処法

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