【連載日記 vol.7】罪悪感の根源


【連載日記 vol.7】罪悪感の根源

※前回までの日記はover30女性の働き方革命バックナンバー

 

今日はどれくらい感じただろうか。

心に罪悪感を。

 

雨が降る中、駄々をこねる息子を園に連れてってもらった時

体調が優れず人に会う約束をリスケしてもらった時

コラボ企画で売り上げの配当をほぼ私に分配していただいた時

集客がうまくいかなかったのにレッスンの場所を提供していただいた時

 

これくらいだったかな。

全部逮捕して、「ありがとうございます」とお礼を言った。

 

「いつから?」と猫さまは問う。

いつだったっけな…

悪いから、とてもいただけないって思うようになったのは。

 

目を閉じると私の制服がどんどん遡る。

 

腕に包帯を巻いた母が車から降りてきた。

私は駆け足で駐車場に向かう。

抱きついた母の身体が硬直するのがわかった。

私の後ろから父親が向かって来ている。

「すみませんでした…」

と泣きながら頭を下げる母。

父は少し引きつったような表情で「よか、よか」と母の肩を抱き、自宅に入っていった。

 

私はすごく嬉しかった!

また母に会えてとても。

とても嬉しかったから、

「お母さん、嬉しい。

また一緒に暮らせるね」って

そう言いたかったんだ。

 

だけど言えなかった。

母はとても悲しい表情で、私の頭をずっと撫でていた。

嬉しいと、感じてはダメなのだ。

 

これはとても、悲しい母の決断だったのだと、子供ながらに自分の気持ちを押し殺した。

それはとても息苦しい記憶だった。

 

“オス化”という現象

母は、何を願っただろう。

 

私だったら、息子に一緒に嘆いて欲しいだろうか?

子供の幸せの為に戻って来たのなら、私は幸せでそれで良かったんじゃないか。

嬉しい、お母さんと一緒に暮らせて嬉しいと喜んで良かったんじゃないか。

 

それなのに、私は我慢したんだね。

ただ”幸せ”、それで良かったのに。

 

「あなたに起こっているのは、オス化という現象です。」

と、猫さまは言った。

 

「発端は、悲しい寂しい母親に子供が責任を感じるところから。

自分がいなければ、お母さんはこんなに苦しまなくて済んだかもしれないと、存在への罪悪感が強めにインプットされていきます。

大人になる頃には、罪悪感の思考回路が脳に定着する。

そうしてオス化した娘は、男らしく色んなものを自ら背負って様々なものに責任を感じ生きていきます。」

 

猫さまがよく言っていたオス化タイプとは、このことだったのか。

自分がまさかという思いだ。

この罪悪感は、責任を1人で背負ってしまう行動は、全てこれに紐づいていると。

それまで渦中にいた私の意識がふっと離れ浮かび上がる。

過去の感情に囚われたままのもう1人の私が、子供の私と一緒にしくしく泣いていた。

 

そして猫さまは続ける。

「世界と社会と夫と、あるいは自分自身と、あるいは今は年老いた若かりし頃の父親の亡霊と、あるいは世の中の不甲斐ない男たちと戦う、すべての女性たちの代わりに、私のメソッドを受けながら、日記を書くのです」と。

 

こうして私の、私を介した猫さまのオス化した女性たちへ送るラブレター制作が始まったのである。

 

【連載日記 vol.8】に続く)

 

 

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