【連載日記 vol.6】持ち帰り仕事の日々に家族は


【連載日記 vol.6】持ち帰り仕事の日々に家族は

※前回までの日記はover30女性の働き方革命バックナンバー

 

異様な私と、険悪な私と夫の波動に、息子もまた息苦しさを感じていたのだろう。

 

その日も、寝室から「ぎゃーっ」と悲鳴が上がった。

泣き喚く息子を抱え、ドタドタドタっと階段を降りてくる夫。

「ヘビがこわい、ヘビがこわい」

またそれか…。

息子の寝かしつけをしなくなって数ヵ月が経とうとしていた。

ちょうど制作物の納品が重なっていたこともあり、夜間作業がないと日々のボリュームをこなしていけなかった。

 

最初のうちは、訳も分からない様子で大人しく夫と一緒に眠ってくれていたが、段々そうもいかなくなった。

「ママはお仕事?」

息子の言葉が耳に痛い。

癇癪が過ぎてひきつけを起こしそうな息子を抱き、

「大丈夫だよ、ヘビはいないよ」となだめるも、なかなか呼吸が戻らない。

 

はぁっと

大きなため息をつく夫。

モヤっとする。

 

「ヘビだの鬼だの、いつも脅してるからビビッてるんやないの?」

「そんなこと言ってない。お前の方だろ」

 

ダメだ…カオス。

ここは誰も繋がっていない。

息子の心も、

夫の心も。

 

私の心も。

 

救いたいのは誰?

翌日はたまたま、猫さまの食事会に参加する日だった。

確かひと月以上前の募集で、内容もよく確認せずにポチったあれだ。

参加費が食事代のみで猫さまに会えるなんてお得

こりゃ行くしかないっしょとか思って申し込んだんだな。

…はて、何の説明会だったっけ?

 

そこには数名の参加者とウキウキご機嫌な様子の猫さまがいた。

目の前に置かれた美味しい料理と憧れの猫さま。

お洒落して出掛けた私。

楽しいはずのおしゃべり。

なんだけど、どういう訳か全く味を感じない。

箸が進んでいないことに自分で気付く始末。

次の料理を運び辛いだろうと知らない誰かに気を遣い、急いで飲み込んだ。

食べた物も正直、覚えていないや。

 

猫さまは、

「誰かに連れて来られたかのよう」

だと言った。

そして

「救いたい人がいますよね」

の一言でとうとう弾けてしまう。

 

ボロボロと止まらない涙。

「どうして泣いているのか分かりますか」

と聞かれても首を横に振ることしか出来なかった。

 

救いたいのは

息子?

夫?

会社のスタッフ?

 

いや違う、違うんです。

救いたいのは他の誰でもない、私自身。

 

私自身なんです。

 

【連載日記 vol.7】に続く)

 

 

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