【連載日記 vol.27】やらされて意味が分からなかったこと


【連載日記 vol.27】やらされて意味が分からなかったこと

 

※前回までの日記はover30女性の働き方革命バックナンバー

 

 

SNSで言葉を発信するようになってから

会ってみたい

と何度か言われるようになった。

戸惑っている。

単純に嬉しいし、ひとまずお礼を言うが

はい、はい

と思っている。

 

 

 

どうしてだろう。

体に入っていかない。

「小さい頃、やらされて意味が分からなかった事はなんですか?」

「えっ…」

 

猫さまからの質問には毎度ギクリとする。

 

やらされて…

やらされて…

 

空を仰ぎ瞼を閉じると私は教室にいて

廊下側の前から3番目くらいの席に座り

明るく光が入る教壇を眺めている。

生徒にものすごく嫌われていた、

何かあるとすぐにキレる国語の先生が、

何故か私をずっと見ていたのは知っていた。

 

課題の読書感想文。

私が書いたものを何かのコンクールに推薦するのだそうだ。

その為に少し直しをして欲しいと言われた。

 

またか…

めんどくさいんだよなぁ

ていうか読んで無いのに。

 

昔から、漫画は読めるが本は読めなかった。

小学生の頃読書の時間に仕方なく江戸川乱歩を数冊読んではいたが

これまで読破した本で覚えがあるのはそれからずっと後の「青の炎」くらいだ。

あれは主人公が父親をどう殺害するのかに興味があって、

読書に興味が湧いたわけではなかった。

 

今回の読書感想文も適当な自己啓発本のタイトルを書き、内容はでっち上げて

その時の悩みとか葛藤をつらつら書き並べたもので、本の内容には全く関係がなかった。

 

そもそも読書に苦手意識がある時点で

読書感想文という課題が非常にしんどく感じられたし、それ以上に適当な仕事で認められることが自分自身許せなかったんだろう。

 

「自分の頑張ってないものを垂れ流すと何が起きると思ってるのか」

「責められる!」

「それは事実かどうか」

「事実、では無い…」

 

そうして気付けば、今もまた書いている。

いつのまにか意図せず書くことになっている。

 

「なぁ、文学部はどうだ?考えてみんか」

 

また言ってるよ…

 

「美術研究所で毎日デッサンしてるんです。美大受けます。」

 

放課後の進路相談室、呆れ顔で窓の外を眺める私はその頃から何にも受け取ってこなかった。

 

 

(【連載日記 vol.28】に続く)

 

 

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