【連載日記 vol.11】乳児期が辛いなんて


 

【連載日記 vol.11】乳児期が辛いなんて

※前回までの日記はover30女性の働き方革命バックナンバー

 

息子が可愛い。

とても。

 

「ぎゅーして」と寄って来るようになったのは、ここ1ヵ月のことだ。

私の退社が決まったタイミングである。

すっぽりと空いた穴にトトトトトーっと入って来て、“ぎゅーっ”とする。

抱きしめるってこんなにエネルギーが溢れることだったんだ。

今まで“抱っこ”はしてきたけど、意識して“抱きしめる”はしてこなかったな。

それにしてもこのタイミング。

子供って不思議。

 

以前、私は“可愛い”と“しんどい”を「8・2だね」って言い方をよくしていた。

「8がしんどいだからね」って言うと、周りから逆やろってツッコミが入る。

正直、2でも気を遣った方だ。

1あったかな?くらい。

私は息子が全然可愛いと思えなかった。

 

大きな産院で出産し、

同じ日に産まれた赤ちゃんは10人くらいいて、

入院中のプレママ講座は何十人も母子がいたけれど

その中でとりわけ息子はよく泣く子だった。

 

おっぱいもなかなか出ないから、その分ミルクを常に欲しがる。

与える量が決まってるから、ずっとあげてもいられなくて。

とにかく泣くし。

寝てくれないし。

 

お風呂も、トイレに行くのさえままならない。

泣き声が恐怖でしかなく、母親ってこんなに人間らしい生活が出来ないものなのかと。

息子の世話をすればするほど、自分が惨めになり仕方がなかった。

 

そんな乳児期。

記憶も途切れ途切れ。

 

振り返る慣らし保育

初めて保育園に預けたのは息子が10ヵ月の時。

 

早生まれの息子は当然のように待機児童の仲間入りだったけど、まさか自分が待機など、絶対にやってられなかった。

職場復帰しなければっていうか、ただ息子と離れたくて、その一心だったように思う。

猛暑でも雨の中でも抱っこ帯で息子を抱いて園の見学に立ち回った。

 

キャンセル待ちで入り込めた無認可保育園。

びっくりするくらい高かった保育料。

それでも働いてる方がマシだった。

 

慣らし保育の初日。

たった2時間の保育。

抱っこ帯なしで歩けることが嬉しくて嬉しくて嬉しくて。

背中に羽が生えたようなそんな解放感だった。

 

確かコンビニで、美味しそうなスイーツを買って、息子の居ない家で1人、椅子に座ってゆっくりゆっくり食べたんだっけ。

たったこれだけのことが出来ずにいて、たったこれだけでも良かったのになってあの時思ったんだ。

 

ふと顔を上げると、すっかりお兄ちゃん顔になった息子が「ママ食べて、はーい」とクッキーを差し出す。

 

泣き顔さえ可愛いと思ってしまうな。

ようやく見えてきた、息子の表情ひとつひとつ。

 

明日が月曜日なのが、ちょっぴり寂しい。

 

【連載日記 vol.12】に続く)

 

 

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