本当の自分が分からなくなった時の助けとなる自分軸【vol.5】


顕在意識を支える自分軸

前回の記事で、自分軸の構造について中途半端な説明で終わってたね。ちょっと復習しようか。

人の意識は、自覚できる顕在意識自覚できない潜在意識でできているのだけれど、2つの意識の間には膜があってね、普段は

分離されているけれど、特定の状況下では膜が開いて、2つの意識が繋がることがあるんだよ。

 

実は、潜在意識は自覚できない意識だけれど、さまざまな可能性が秘められているんだ。

例えば、あなたに悩みがあったとき、潜在意識の声に耳をすますことで、自分らしい人生の決断が取れるようになっているんだ。

なぜかって?

潜在意識には、あなたの今の人生で起きたことだけでなく、前世での出来事なんかも含めて、あなたに関する全ての情報が記録されているんだ。それはつまり、あなたがあなたらしく生きるための答えも潜在意識にあるってことなんだよ。

でも、潜在意識から本当の自分にとって最善の答えをもらうには、潜在意識の情報を判断する顕在意識が正常に働いていないといけないんだったね。

せっかく潜在意識から情報が届いたとしても、その情報を判断する顕在意識が健全でないなら、情報を曲げて受け取ってしまって、本当の自分のための判断を誤ってしまうからなんだ。だから、潜在意識からの情報をまっすぐに受け取って、本当の自分にとっての正しい判断をするためには、顕在意識を「自分軸」がしっかりと支えていることが必要なんだよ。

全ての判断は、自分軸から

ここでやっと「自分軸」の構造についてのお話だよ。

顕在意識を支える「自分軸」を、スズちゃんは「全ての判断のベースになるもの」と定義しているんだけれど、「全ての判断」ってどういうことなんだろう?

実はね、あなたの今この瞬間までの人生は、あなたが下してきたいくつもの判断の結果なんだ。「過去のあなたの判断の結果、今のあなたがある」というのは、なんとなく分かるかな?

例えば、親が強制的に「この大学に行きなさい」とあなたに命令したとするね。

あなたにほかに夢があったとしたら、親が勧めた大学に通ったのは、自分ではなく親の判断のように感じるかもしれないね。でもさ、親に勧められたとは言え、受験勉強をして試験を受けたのも、合格してキャンパスに足を運んだのも、親ではなく、あなた自身だよね。ということは、親の勧めた大学に通うという判断をしたのは実は「あなただった」てことになるんだよ。

この判断、確かにあなた自身がしたものだけど、あなたにとっての最善だったかというと、ちょっと違うよね。判断したのはあなただけれど、判断の基準となったのは「親の勧め」。

だからこのケースでは、あなたは「他人軸」で判断を下したっていうことになるんだ。

こんな風に「判断」っていうのは、ひとつひとつの行動の元となり、あなたの生き方を作り出しているんだよ。だからこそ、他人のための「他人軸」ではなく、自分のための「自分軸」をすべての判断のベースにおいて欲しいんだ。

自分軸で、問題を的確に解決

顕在意識を支える軸には、「他人軸」とか「自分軸」とか、いくつかのパターンがあるってことが分かったかな?

僕らは常に、大小さまざまな問題(圧力)にぶち当たり、そのひとつひとつに判断を迫られ、自分なりの答えを出しながら生活しているよね。この時に、自分の心が本当に喜ぶ判断をできるかどうかは、「自分軸」であるかどうかにかかっているんだ。

顕在意識をしっかり支える「自分軸」がちゃんと備わっていたら、自分の人生にとってどうすることが一番いいか判断することができからね。

自分軸と他人軸の違い

ちょっとここで、自分軸で判断した場合と、他人軸で判断した場合にどんな違いがあるかを紹介するよ。

【自分軸判断の問題解決の流れ】

「会社、辛いなー。毎日、遅くまで働いて、自分の時間がないだもん…。」

「僕の自分軸は“自由であること”。自由であるためにはどうしたらいいんだろう」

「勤務時間が融通が利く会社を探して転職しよう!」

「転職活動中は、今の会社で、どうしたら拘束されている感じを受けずに済むか、考えてみよう」

「そういえば、上司に小言を言われるのが嫌で、頼まれた仕事を断れずにいたな…」

「よし!僕の自由のために、たまには仕事を断る勇気を持とう!」

こんな風に自分軸を持っていれば、どんな問題も「自分軸」に立ち返って判断をすることができんだ。そうすると、問題にぶつかった時に、自分の人生のためにどうしたらいいのかの判断をブレルことなく重ねていくことができるんだよ。

今度は、軸が「自分軸」ではなく、他人を判断基準に置く「他人軸」だった場合は、どうなるか見てみようか。

【他人軸判断の問題解決の流れ】

「会社、辛いなー。毎日、遅くまで働いて、自分の時間がないだもん…。」

「でも、このご時勢、僕みたいに遅くまで働いている人っていっぱいいるよね。お給料もらえているだけでも幸せなのかな」

「はー、会社、辞めたいけど、辞めるって言ったら、周りの人に迷惑かけちゃうよなー。3か月後くらいなら、会社も後任を探せるかな…」

「とりあえず、今と同じくらいのお給料でないと親が心配するから、もう少し暇そうでお給料もそこそこのところ、探してみようかな…。」

こんな風に「他人軸」判断だと、周りのために行動を続けてしまい、自分の気持ちが置き去りになってしまうことが分かるかな?

きっと転職したとしても、また同じことを繰り返してしまいそうだよね。だって、「僕」にとって大切な「自由であること」は完全に置き去りになって、「お給料」と「ちょっと暇なところ」の条件で転職しようとしているからね。

この例は、顕在意識で捉えることが可能な問題(外からの圧力)だったけれど、潜在意識からやって来るモヤモヤとした問題(内からの圧力)の場合も、同じように「自分軸」が大切になってくるんだ。

潜在意識からのモヤモヤ問題の解決も自分軸がカギとなる

潜在意識からやってくるモヤモヤは、子どもの頃の体験が原因となっている場合が多いよ。

例えば、お母さんがとってもマイナス思考の人だった場合。
自分がプラス思考の発言をしたらお母さんを否定してしまうことになってしまうでしょ。大好きなお母さんを否定したくない。だから、お母さんに合わせて「マイナス思考」でいるように癖がついてしまった、なんてことが起こるんだよ。

そうすると、大人になってそんな子供の時の記憶はなくなってしまっても、「お母さんと話しているとなぜかマイナス思考になってしまう」自分になっちゃうんだ。

【自分軸判断による問題解決の流れ】

「お母さんといると、なんかマイナス思考になっちゃうなー」

「僕の軸は自由であること。マイナス思考でいたら、自分をどんどん縛ってしまうな」

「自由であるためにはどうしたらいいんだろう。そうか、お母さんに合わせて、マイナス思考であることなんかないんだよな。もっと、僕には僕の自由な考え方があるんだから」

「お母さんの前でも、自由な僕でいよう!会いたくなければ、会わなくてもいいや!」

【他人軸に判断よる問題解決の流れ】

「お母さんといると、なんかマイナス思考になっちゃうなー」

「お母さんのマイナス思考、嫌だな。お母さんのせいで私までマイナス思考になっちゃって。会いたくないな」

「でも、会いたくないなんて言ったら、薄情な子どもだと思われるよな…」

「私が、我慢すればいいんだよな。うん、我慢しよう…。」

自分軸と他人軸の判断では、問題解決の仕方が全然違ってくるのが分かってもらえたかな?

こんな風に顕在意識を支えている軸が自分軸であれば、次々にやって来る問題も「本当の自分を生きる」ための適確な判断をすることが可能なんだよ!

(語り:赤丸くん、文章:あや)


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